なぜ幸せになれない?『幸福の資本論』から学ぶ、3つの資本でつくる新しい幸せのカタチ

メンタルケア

満たされない毎日に「資本」という視点を


「がんばっているのに、なんだか満たされない」
「人間関係も悪くないし、生活も安定しているはずなのに…」


そんなふうに、理由のわからない“モヤモヤ”を抱えていませんか?
その感情の正体は、
「あなたに足りていない資本」が教えてくれるかもしれません。
今回ご紹介するのは、橘玲さんの著書『幸福の資本論』。
この本では、「幸せとはなにか」を
お金やスキル、人間関係といった“資本”の観点から、
とても論理的かつ、あたたかく解きほぐしてくれます。
漠然とした不安”の理由が、すっと明確になる一冊です。

「なぜ幸せになれないのか?」——鍵は3つの資本にある

本書では、私たちの幸福は
以下の3つの「資本」によって支えられていると説かれます。

 ✅金融資本:お金の余裕

 ✅人的資本:スキルや知識、労働力

 ✅社会資本:信頼できる人間関係やつながり

これらがバランスよく満たされることで、
人ははじめて「本当の幸福」を感じられるといいます。
どれかが極端に不足していると、
不安・孤独・自己肯定感の低下につながるのです。

【① 金融資本:お金と安心】
お金があれば、ある程度の不安は軽くなります。
生活費や医療、老後の備え…
すべて「お金があるかどうか」で見え方が変わります。
でも実は、お金だけでは幸福は満たせないのです。
金融資本は「土台」にはなっても、「幸せそのもの」ではありません。

【② 人的資本:学びと自分の価値】
「人的資本」とは、スキルや経験、知識など、
自分自身が持つ“成長する力”のこと。
変化の激しい現代では、この力が
“生きる力”“不安を跳ね返す力”に直結します。
自分に投資し、スキルを磨き続ける人は、
自信を持って人生を歩むことができます。

【③ 社会資本:人とのつながり】
誰かと「本音で話せる関係」がありますか?
社会資本とは、家族や友人、同僚など、
信頼できる人間関係のこと。
孤独感が強まる現代では、
「一人じゃない」と感じられるつながりが、
心の安定と幸福を大きく支えてくれます。

『幸福の資本論』で得られる3つの気づき

✔️お金だけあっても、幸せにはなれない
お金があっても孤独なら、心は満たされない。
逆にお金が少なくても、仲間や成長の実感があれば、
人は十分に幸せを感じることができる。

✔️学びが“安心して生きる力”になる
時代の変化が早い今、学び続けること=自分を守る力。
人的資本を高めることで、環境に左右されず、
自分の軸を持って生きることができる。

✔️心を支えるのは“つながり”
SNSやAIに囲まれていても、
「誰かに必要とされている」「信頼し合える人がいる」
そう実感できることが、心の幸福感に直結します。

看護師の目線で読み解く

——「あなたの幸福資本、足りてますか?」
医療の現場でも、こう感じることがあります。
体は健康なのに、心が疲れている

一人でがんばって、一人で抱えこんでいる

何をしても虚しさが残る

こうした背景には、「資本のバランスの崩れ」があると感じます。
私自身もこの本を読んで、
「看護師である自分も人的資本・社会資本を大切にしなきゃ」と気づかされました。

こんな人におすすめの一冊です

✅なんとなく人生にモヤモヤしている人

✅お金・仕事・人間関係で悩みがある人

✅幸せになりたいけれど、方法がわからない人

✅自分を変えるヒントを探している人

✅頑張っているのに、報われない気がする人

読むのにおすすめのタイミングと場所

カフェや自然の中で、心を整えたい休日に

一日の終わり、ゆっくり読書したい夜に

通勤電車の中で、スマホを閉じて自分と向き合いたい時に

📘書籍情報

あなたの“資本”はどこにありますか?

私たちは、感情だけで「幸せ」を判断しがちですが、
この本を読むと、「資本」という見えない基盤に気づかされます。
幸せとは、
偶然に得られるものではなく、意識して「整えるもの」

あなたが今、一番育てたい資本はどれですか?
少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです🕊

最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)

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