心を整えるお金の話
✨はじめに
「給料は増えないのに、支出ばかり増えていく…」
「投資を始めたいけど、何から手をつければいいのかわからない…」
「貯金はしてるのに、なぜか不安が消えない…」
最近では、物価上昇に加え、社会保険料や住民税の引き上げなどで、
手取りが減ったと感じている社会人が増えています。
さらに、将来の年金への不安、医療費や教育費の増加など、
“漠然としたお金の不安”を抱えている人も多いのではないでしょうか。
でも実は、「お金の悩み」は知識や計算ではなく、感情や思考のクセから生まれていることも多いのです。
そんな現代の私たちにこそ読んでほしいのが、
『サイコロジー・オブ・マネー』(モーガン・ハウセル著)。
この本は、お金に対する“考え方”を根本から整えてくれる一冊です📚
💭 なぜお金の悩みは尽きないのか?
社会人になると、現実的なお金の悩みがどんどん増えていきます。
たとえば──
・給与明細を見て、手取りの少なさにショックを受ける
・保険、積立NISA、iDeCo…「将来のために必要」だとわかっていても、何が正解かわからない
・同年代の人が家を買った、結婚した、資産運用を始めたと聞くと焦ってしまう
・SNSやYouTubeで「成功者のマネー術」を見て、逆に落ち込む
これは、「他人との比較」や「将来への漠然とした不安」によって心が疲れてしまっているサイン。
実際、私たちはお金に対して、合理的にではなく“感情的に”判断してしまう生き物なんです。
そのことを、優しく・具体的に教えてくれるのがこの本なんです。
📕 『サイコロジー・オブ・マネー』とは?
著者は、元ウォール・ストリート・ジャーナルの経済ジャーナリスト
モーガン・ハウセル氏。
この本は、世界で600万部以上、日本でも21万部を突破したベストセラー。
特徴は──
・難しい経済用語がほとんど出てこない
・20の短編エッセイ形式で、どこからでも読める
・実話やエピソードが多く、親しみやすい
・読むたびに「気づき」がある
本書が伝えたいのは、「お金は知識よりも、感情の扱い方が9割」というメッセージ。
投資のノウハウ本ではなく“生き方としてのお金の心理学”が学べる内容です。
📚 この本から学べること
✅ 1. お金との付き合いは「行動」がすべて
どれだけ知識があっても、「恐怖で売ってしまう」「欲で買ってしまう」など、
最終的に私たちのお金を動かすのは“行動”と“感情”です。
その大切さに気づかせてくれます。
✅ 2. 富とは「収入の多さ」ではなく「貯め方・守り方」
たとえ年収が高くても、支出が多ければお金は残りません。
質素な生活を続ける力、欲をコントロールする力こそが“本当の富”を築くのです。
✅ 3. 他人と比べると「貧しさ」が生まれる
誰かの“SNS”を見て、自分と比較する。
それが続くと、どれだけお金があっても満たされなくなる。
この「比較の罠」から自由になるヒントがもらえます。
✅ 4. 経済的成功は「長く続ける力」から生まれる
天才的な投資家よりも、コツコツ続けた人の方が資産を築ける。
「一発逆転」より「習慣化」が強いという事実に背中を押されます。
👩⚕️ 看護師目線でのひとこと
忙しい毎日、気づけば仕事に追われ、
「何のために働いてるんだろう?」と感じることもあります。
でもこの本を読んで、「お金はただのツール。幸せに生きるための手段なんだ」と再認識できました。
看護師のような心も身体も使う仕事だからこそ、
お金に対するストレスは減らしておきたい。
そんな人にぴったりの一冊です🫶
🎯 こんな人におすすめ!
・将来のお金に漠然とした不安がある社会人
・「頑張って働いているのに、なぜかお金が貯まらない」と悩む人
・投資や資産運用に興味はあるけど、最初の一歩が踏み出せない人
・SNSで他人と比較して落ち込んでしまう人
・日々の忙しさに追われている人
🌱 まとめ:心を整えることが、未来の不安を減らす第一歩
私たちはお金の話になると、つい難しい知識やテクニックに目がいきがち。
でも本当に必要なのは、「どう考え、どう行動するか」。
この本は、お金の知識ではなく、
「お金と向き合う心」を整えてくれる一冊です。
不安を完全になくすことはできないけれど、
お金の不安に振り回されない自分にはきっとなれる。
そんな未来への希望を、この本がそっとくれました🌷
少しでもみなさんのお役に立ったら嬉しいです(^^)

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